3月6日、八尾商工会議所において昨年春より開始しました、成法中学校区でお試し中の、有償による地域の助け合い活動「ワンサポやお」(ワンコイン生活サポート事業)の全体報告会を開催しました。

まずは、地域のみなさまに事業について知ってもらえるように「なぜ助け合いが必要なのか」「地域包括ケアシステムの必要性」「事業の立ち上げ経緯」などを社協からお話しさせていただきました。

次に、実際に活動しているサポーターさんと依頼している利用会員さんの体験談の発表がありました。

ワンサポやおの活動内容は買い物や掃除、庭木の剪定、見守り、日曜大工などさまざまです。暑い中で大変だったことや予想外に手間取り悪戦苦闘したことなどのエピソードを混じえながらも「利用会員さんに喜んでもらえて嬉しかった」「近所との繋がりを持つことができた」「体が動くうちに誰かの手助けをしたかった」など、6人のサポーターさんが緊張もありましたが、活動を広げていきたいという気持ちを込めて報告してくれました。また、利用会員さんからは「このような助け合い活動が広がってほしい」「来てくれたサポーターさんとお話しするのが楽しい」「ありがたい事業だと思う」と動画を通して話されました。そして、ケアマネージャーとして利用会員を紹介してくれた高美中学校区高齢者あんしんセンター成法苑 前川さんからは「ご近所で『助けたい』と思っている人と活動がつながるところがいい」とコメントを頂きました。

また、ワンサポやおはちょっとした困りごとがあった時は利用会員に、お手伝いをしたい時はサポーターとして活動することができます。

実際に両方登録している方もおり、この事業をきっかけに顔の見える繋がりができ、新しい助け合いの輪が広がっています。

その後、参加者全員でゲームを行いました。

このゲームは、「あなたは気軽に頼める?頼めない?」と題して、A頼み上手、B世話焼きタイプ、C自立志向タイプ、D気遣いタイプが分かるクイズをしました。

この会場に参加した方はBの世話焼きタイプが圧倒的に多かったです!

この日のアンケート結果でも「助け合いの活動が広がってほしい」との声や、「今後、助け合い活動が必要だと思う」との声もいただきました。

今回は55名の方に参加していただき、とても和やかな雰囲気の報告会でした。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました(^^)

 

 

「ワンコイン生活サポート事業」

会員制でちょっとした困りごと(見守りや話相手、掃除など)を有償で助け合う事業です。この活動を通じて人と人とが出会い、新しい助け合いの輪が広がっていくように社会福祉協議会がお手伝いさせていただいています。